コロナを留学生の視点で考える

現在シアトルに留学しているKENですが、３月２３日より州知事より自宅待機要請がかかりました。おかげで、家にずっといなくてはいけなくなりました。一言でいえば生活習慣が乱れまくりです笑　大学の授業もオンラインで行われるので移動時間なども無くなり、フリーな時間が増えました。今回は、コロナウイルスに関する僕の留学生と視点の個人的な意見と、新しい気づきをシェアして行きたいと思います。

出来るだけ家にいるようにしよう！

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日本とアメリカの感染拡大の違い
対応が甘い日本
オンライン授業の感想について
シアトルの桜

日本とアメリカの感染拡大の違い

アメリカは日本に比べて現在爆発的に感染者が増えてきています。あくまで個人的な意見ですが、マスクの着用をしているかどうかがまず大きな理由だと思います。まずはマスクをつける理由を考えましょう。市販で売られているような、ペラペラな花粉症用のような薄いマスクは感染予防には全く意味がないそうです、ではなぜマスクをつけることが推奨されているのでしょうか？これは、感染者がマスクを着用することで、咳やくしゃみで菌を拡散することを防ぐためです。

日本はほとんどの人がマスクを着用していますよね、これによって、感染したくないと思っている隠れ患者がたまたま菌を拡散しない結果に導いているということなのです。人によっては、感染したことに気がつかないで生活している人もいると言われています。若い人ほど症状は軽度になることが多いので、風邪かな？思って普通に出かけて遊んだり、ご飯を食べたりすることで広まってしまうことも多いそうです。

一方でアメリカはどうでしょうか？ご存知の通りマスクを着用することは文化的にとても稀で、これも患者が着用するという習慣になっています。つまり、すっぴん外出、温かい、風邪予防、花粉症予防などの目的で着用することはほとんどないのです。今回のパンデミックでアジア人がマスクを予防のために付けた結果、差別される事例が多数見受けられました。

How Coronavirus Racism Infected My High School | NYT Opinion

もともとアメリカで生活していたこの中国人の少女は生きづらくなっている社会を嘆いています。そもそも中国人は人口の母体が多いし、彼らがみんな悪いわけないんですが、白人は一括りにしてアジア人が悪いという風にして差別することがあるそうです。

ぼくの日本人の友人も街で「コロナどっかにいけ！！」と言われたり、怖くて外に出られないと言っている人もいました。やっとマスクに対する理解がニュースなどのメディアを通じて共有され、街でもちらほら着用している人が増えました。しかし、依然として、着用している白人は少ないように感じられます。

僕の大学でもマスクを付けているには決まってアジア人です。これが急速にアメリカ国内でコロナウイルスが広がっている理由の一つだと僕は思います。

対応が甘い日本

いくらマスク着用率が高いと言っても、日本はまだまだ楽観視していると思います。僕の社会人の友人は普通に電車は混んでいるというし、会社に普通に通勤しています。働いた後は飲み会に行っている光景をInstagramにアップロードしている人もたくさんいます。

アメリカでロックダウン（外出自粛）を食らっている身としては、いとも簡単に濃厚接触できる環境を未だ許している日本社会が驚きです。最近やっと東京オリンピックが延期になりましたが、いつ延期するかとヒヤヒヤしながらニュースを見ていました。ただでさえ、人口減少、高齢化社会が進んでいる日本なのに、国益を優先して日本国民が倒れてもいいのかと少し怒る気持ちもありました。

空港での熱を測る検査も簡単なもので、海外からの入国者に対してあまりしっかりとした規制をかけていないようです。最近アメリカの失業保険申請が３００万件を超えたというニュースを見ました。仕事するな、自宅にいなさいと強制するような思い切った対応をすると、こうなってしまうのは分かっていますが、まずは感染を何が何でも拡大させないのが大事なのではないでしょうか？

6.6 million file for unemployment: Historic job losses in the US | ABC News