Kenの気ままブログ

英語と雑学を取り上げます!

Comfort Zoneからの一歩

皆さんは、Comfort Zoneという言葉を聞いたことはありますか?これは、心地良いエリアという意味で安全が確保されているスペースのことです。人間皆このエリアの中で普段生活しています。仲の良い友人や、行きつけのレストラン。ストレスをコントロールするために皆こういった場所を作ります。果たしてこれは良いものなのでしょうか?

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うまく付き合うことが大事

もし現状に満足しているのであれば、それはあなたにとって最適なComfort Zoneですので、何もする必要はありません。是非、そのままの現状を維持することが一番良いです。一方で現状にあまり満足していない方は、このゾーンを広げて行く必要があります。下の図を見てください。

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青い部分が今自分が心地良いと感じているエリアです。周りにはストレスを感じるまだ知らない環境が広がっています。この赤い領域は自分が無意識のうちに避けているはずです。どんなことでしょうか。

 

赤い領域の正体

この危険な部分は、自分が接触するとストレスを感じる部分です。具体的には、未経験のこと、自分が嫌いなことのどちらかです。つまり、実際に経験して嫌だと思ったこと。または、知らないけどなんとなく嫌いなことに分けられるということです。

例として、生の牡蠣を例に出してみますね。A子さんは周りからの情報で、生の牡蠣を食べるとお腹を壊すという噂を沢山耳にしていたので、一度も食べたことがありませんでした。それなのに、嫌いな食べ物には「生牡蠣」と書くことが多々ありました。

 

私も牡蠣は焼かないと怖いの・・!

 

この段階でA子さんは、生の牡蠣を赤いゾーンとして設定しているため、日頃から無意識にレストランなどの場で避けるようになっていたのです。しかし、仲の良いB子さんから「一口食べてみて!」と猛烈に勧められて食べてみました。

すると、なんて美味しいのだろう!とケロッとファンになってしまいオイスターバーに通うようになってしまいました。これは、経験していないけれど怖いと感じているパターンです。しかし、一歩踏み出したことで赤いエリアは青くなりました。

お分かりの通り、青いスペースが大きければ大きいほどストレスは感じなくなるわけですから、この赤いエリアを青くしていくことはプラスなわけです。ここで、赤い領域を青くすることを”Comfort Zoneから抜け出す”と呼ぶことにします。

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経験をしていない赤い領域

先ほどの牡蠣のパターンはこちらに含まれます。なんとなく怖いイメージがある、知らないから怖いというものです。これに関しては、是非挑戦してみてください。自分で怖いものだと決めつけてしまうと、これ以上ゾーンは青くなりません。

明らかに、自分に不利益になることは無理にする必要はありません。例えば、タバコを吸ってみるだとか、タトゥーを入れてみるだとかということです。基準としては、やってみることはできるけど、少し怖い。でも、やれば新しい何かが見えるものです。

 

経験をしたことがある赤い領域

これに関しては、少しハードルが高くなります。無理して広げることはありません。どうしても自分に必要なことであればやってください。例えば、明らかに自分に合わないジャンルのスポーツに挑戦してみて、合わなかったら続けなくてもいいということです。

しかし、本当に必要ならやるべきです。例えば、苦手なことを克服することです。外国人の友人が欲しいけれど英会話が苦手なことを知っていて、何十年も放置しているとします。

頭では分かっていて何もしないのは、自分にとって広げるべき青いエリアがそのままということになります。仮に、少し頑張って英語が話せるようになって、友達がもうできていたら、楽しいパーティに参加したり色々な価値観を知って人生に活かせていたかもしれませんよね。

 

今こそComfort Zoneを抜け出そう

この記事を読まれた方は、今日からなるべくチャレンジすることをお勧めします。 青い領域が重なれば、それによって新しい友人やコミュニティが広がる確率もグンとアップします。また、経験を積むことで話に厚みが出ます。

僕には以前英語を教えてもらっていたオランダ人の友人がいました。彼は日本語も話せたので、せっかく会ってもいつも僕は日本語を話していました。ある日、彼が僕にこのComfort Zoneの話をしてきて、僕は何を言ってるかさっぱり分かりませんでした。

 

「KENはゾーンから抜け出して英語をもっと話さなきゃ」

 

なんのことだろう?

 

結局、家に帰って調べてみると結構有名な話であることが分かりました。次に会う時から僕は一生懸命日本語無しで、英語を使うようにしました。苦しかったですが、少し流暢に会話が出来るようになりました。彼の言葉はとても貴重でした。

 

TEDをご紹介

今回このComfort Zoneの話がTEDトークの中で扱われている会がありましたので、シェアさせてください。


Life Begins at the End of Your Comfort Zone | Yubing Zhang | TEDxStanford

コメント欄の上部にあるこちらがとてもいいことを言っていると思ったので抜粋します。

I am 65 years and have been held back from living to my true potential all my life. I cried through the entire speech. What does that tell you about the lesson this girl has to teach.? To all you young people out there. Fear is the biggest dream stealer. It never goes away. But, you can change your relationship to it by conditioning yourself to act in the face of it. If do this, when you reach my age, you will not have the regrets I do.

 >>>コメント欄より

 

「私は今65歳で,私の本当のポテンシャルを実生活から隠して生きてきたの。私はスピーチを通して泣いたわ。この女の子が全ての若い人たちに教えなくてはいけない教訓は一体なんだっていうのかしら?恐怖は夢を奪う一番大きなものよ。決してどこかへは行かないわ。けど、あなたたちはその恐怖に対しての関係を調整して変え、立ち向かうことが出来るわ。もしそうできれば、私の年齢になった時、あなたは私のように後悔はしないわ。」

人生の先輩が言っていることは信憑性がありますよね。なるほどと思いました。

 

まとめ

ぜひ、何事にもチャレンジして人生を豊かなものにしてください。 赤いエリアがより小さくなる日を目指して一生懸命頑張りましょう。後悔の無いように有意義に過ごすことが何よりも大事です。

 

一緒に頑張ろう!