Kenの気ままブログ

英語と雑学を取り上げます!

文法を学ぶことは英語の土台を作ること

何かを始める時は基礎から固めていくのが一般的なことだと思いますが、僕は大きくなってからそれを痛感しました。今は英語を学習していますが、このことは音楽から学びました。少しでもお役に立てればと思います。

f:id:KenkimamaENG:20190602175707j:plain

 

本当に基礎は大事なんだ!

 

闇雲に弾いていたギター

僕は小さい頃からのギターボーイで、かっこいい曲があればすぐにコピーして練習するタイプの人間でした。かれこれ長い期間やっていますが、いまだにセッションは簡単なものにしか参加できず、JAZZなどの複雑な曲はお手上げです。

よく考えてみれば、音楽には音楽理論というものがあって、基本的な音の組み合わせだったりをまとめてあるものがあるのです。これを軽視してきた僕は、短い期間グッとそれを学んだ人に劣ってしまっているのです。

基礎をよく学ばずして応用的なことばかりしていると、自分から発展的なことを思いついたり考えたりすることは出来ないと思います。でも、これはなかなか見えにくいことでもあります。その時やっているレベルの高いことはそれ自体素晴らしいことですし、周りから否定されることは少ないからです。

僕はかっこいいと思う曲をコピーしてばかりいたので、周りからはすごいと言われ、それで満足していました。しかし、本質的なことは理解していなかったので自分でいい曲は作れないし、それに気がつくのに10年以上費やしました。

f:id:KenkimamaENG:20190602162823j:plain

この図のように、知識は枝分かれ式に関連した分野の中で増えていきます。ここで、A,C,Dと突き進めていっても、他の部分は発展しませんよね。Bも習得していった方が幅が広がるのが分かると思います。もちろん得意な分野を鋭く伸ばすのはいいことですが、何かを始める際に基本的なことは沢山あるはずです。

 

英語の基本は英文法

さて、本題ですが英語におけるベースになるものはやはり文法です。英会話、テスト、洋楽、洋書など色々なものがありますが、共通して根本には英文法があるわけで、その一定のルールに従って全て形作られています。

少し話がそれますが、これは日本の伝統工芸だったりの、手の感覚を身につけることに似ていると僕は思います。例えば、1つの器をろくろで作るときに、似たようなものは説明書等を見ればそれっぽく作れると思います。

一方で、職人さんは経験でしか習得出来ない基本的な知識を身につけてから、オリジナルのその人にしか出せない技を編み出し、伝統と言われるまでの作品を生み出します。この違いは、やはり揺るぎない基礎から生まれるものだと思います。

f:id:KenkimamaENG:20190602170449j:plain

 

基礎があると発見がある

基礎をしっかり学んでおくと、どこかしらで新しい発見や気付きが生まれます。それは、学習において大きなモチベーションになります。例えば、現在進行形を学んだとして、読書をしたとします。本の中で「Kevin was reading in his room」と出てきたら、どうして、過去形が使われているんだろう?と疑問に思うはずです。

それから文法の参考書を見ると、過去進行形という文法があることに気が付きます。これが枝分かれです。理論としてまとめられた学問は非常にありがたいものです。福沢諭吉は幕末の頃、そうした書物が無かったため、辞書を借りに幕府の機関まで出向き、写経をするなどの独自のスタイルで勉強しました。

現代では、スマホ1つあればなんだって分かる時代です。大変だとは思いますが、しっかりと基本的なことは身につけるようにしましょう。

 

文法は学んだら使って固め修正する

勉強したら、その知識はだんだんと薄れてしまいます。「大人になってからの〜」なんて参考書が沢山書店に並んでいますよね。あれはどんどん知識が薄まってしまうことをよく表していると思います。学生時代にテスト勉強で一夜漬けしたような知識は、ほとんど残りません。

私達が、自転車に乗れたり携帯が使えたりするのは、頻繁にそれを使用しているからです。でも、小さいときに両親や友達に乗り方や方法を教わったはずです。東京にペーパードライバーが多いのも、その知識を実際に使用していないからです。

僕がオススメするのは、日記を英語で書いたり、英会話を実際に教室に通ってみたりすることです。それでつまづいたポイントがあれば基礎に戻り、自分の知識を磨き直しましょう。とにかく基礎がダメだと応用した際の質も落ちてしまいます。今からでも遅くありません

f:id:KenkimamaENG:20190602172207j:plain

 

中学英語の文法からしっかりと見直してみる

大人の方は、TOEIC高得点!などのビジネス向けの本を購入しがちですが、是非家に置いてある学生時代の参考書を見つけて一読することをオススメします。処分してしまった方は是非購入してください。

中学英語と聞くと、基礎的なことは分かるからそれなりのレベルの勉強をしたいと思われるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。例えば、a/anとtheの冠詞の使い分けは説明できますか?意外と基礎的なことが抜けているものです。

僕の場合は、可算名詞/不可算名詞の部分が抜けていたので、中学英文法の本を何回も見直しました。InformationとかSheepがsを付けないことはとても勉強になりました。ちなみに、羊は群れで生息していることが多いため、集団としてカウントしたことが由来だそうです。(一匹をカウントしない)

ちなみに僕がこの前本屋さんで購入して使用している参考書はVintageです。僕はとても飽き性なので、大学の過去問の問題を抜粋している受験生用の参考書をあえて購入しました。そうすることで、解いて問題に正解したときに合格した感じがして楽しいからです笑。

 

 

NHKのラジオ英会話

お金をかけず、毎日英語の基礎を勉強をしたいというかたにオススメなのが、NHKのラジオ英会話です。僕は当初「基礎英語」だけしかやっていないと思っていたのですが、レベル別に「ビジネス英会話」などの沢山のコンテンツが無料で配信されていました。

シャドーイングを聞きながら少ししてみるだけでも非常に効果があるので、ぜひトライしてみてください。僕も毎日少しずつやっています。お財布に余裕のある方はテキストもお手元に用意してみてください。例文なども全部載っているので復習に最適です。聞き逃した人用にCD付きです。

 

 

まとめ

様々な例を用いて、基礎が大事であることを説明してみました。文法を知らずして英語の勉強を進めていくことは、法律を知らないのに裁判で人を裁くのと同じです。

価値ある質の高い知識を蓄積していくためにも、一度しっかり基礎を調べてみて、自分に欠けているポイントを補填する作業をしてみましょう。英語に限らず、もしご自分で何か新しいことをされる、もしくは始められた方は、この話を頭の片隅にでも置いて頂けると幸いです。